マスターエフェクト

プラグインエフェクトの種類にマスターエフェクトというのがあります。

 

これはマスタリングとかリマスターとか言われる、ミックスし終わった音声データ、音楽データをもう一度調節し直したり、修正したりするというのがあります。

 

マスタリングと言うのはたいてい調整の範囲で大きく変えてしまう場合はリマスターという言い方をよくします。

 

レコード音源とか古いテレビ録画の音声、音楽データなどを今の技術で修復したりとかがよくリマスター版と言われます。

 

ミックスというのは各トラックごとで調整できますけど、古い新しいに関係無くもう出来上がっているデータに大きく変更を加える場合はリマスターという言い方をよくします。

 

だからマスターエフェクトというとマスタリングやリマスター用のエフェクターかと言うとそうでも無くて、DAWには普通はミキサーに最終出力を調節する為のマスタートラックというのがあります。

 

マスターエフェクトというのはどちらかと言うとこちらを意味してる場合が多いと思います。

 

ミキサーの最終出力部分ですから、もう出来上がったデータに対する変更または大きな修正と同じ事なので使い方は同じになります。

 

各トラックごとでは無く、各トラック事のエフェクト処理などは終わった後にかけるエフェクトという感じです。マスタートラック、マスタリング、リマスター含めてマスターエフェクトとよく言われます。

 

マスターエフェクトと言うのはよくあるのが多機能系のエフェクターなどとか、マルチバントコンプレッサーやマスター用リミッターなどがあります。

 

別に各トラックにかけても何か問題がある訳ではないです。ただメモリーをたくさん使うとか処理が重いからとかの理由でマスター用という言われ方をします。

 

逆に言うと各トラック用のエフェクターはたくさんかけてもメモリーの消費が少ないとか処理が重くならないような配慮がされているという事です。

 

各トラック事に使っていたらメモリーをたくさん使ったり、処理が重くなるから最終出力用のマスタートラックにかければ最終出力用のトラックは一つしかないはずですから、メモリー消費や処理の重さなどが最低限で済みますという事です。

 

マスタリングやリマスターにも使えますから全体の調整や修正にも効果的だと思います。まとめてマスターという言い方をしている場合が多いと思います。

 

別に誰かが決めたり、何か規格があってそこに登録する必要があるとかは全くなくて基本的には自己申告なのでだいたいがそういう意図でマスターエフェクトというジャンルわけをしてるだけです。

 

なのでそんなに気にする必要が必ずあるものではないので使いやすさで使っても大きな問題になるわけではないと思いますけど、気にしないと気にしないでメモリー消費がやたら増えたり処理がやたら重くなる場合があるので気をつけて下さいねというぐらいだと思います。