Linuxでdtm

ウィンドウのレトロ機材が厳しいなか、

何か抜け道を探したい。そういうマニアックな

人はそれなりにいると思います。

 

まずそこで思い付くのがLinuxdtm出来ないか

という発想でしょう。

 

出来ません。

 

やろうと思えば出来るでしょうが、

そもそもLinuxはサーバー用OSです。

サーバー用に使えるならパソコンとして

使えるだろうという事で今では

パソコンとしては普通に使えるでしょうが、

それはネットとかメールとか

プログラミングとかであって、

デジタル処理全般に使えるわけではありません。

 

機能上問題ないですが、接続機器に

問題があります。

 

つまりdtmで必ず使うオーディオインターフェイス

何が対応していてしてないのかわかりません。

 

一つ一つネットで動くかどうか

確認するという検索ありきの

ネットゲームと化します。

 

ネットで調べて、音が出るという情報を

見つけても使えるんだと思ってはいけません。

 

dtm用のドライバーがあってそれに

対応しているかが重要です。

 

Linuxのオーディオインターフェイス

やり取りをするドライバーをalsaといいます。

 

これに対応してないとオーディオインターフェイス

ただの音が出るだけの状態で遅延とかバファサイズとかを

コントロール出来ません。要するにラグラグの状態で

音が出るだけです。

 

なのでLinuxで音が出ましたというのは

dtmでは意味がありません。

ノートパソコンにそのままスピーカーを

繋いだのと同じです。オーディオインターフェイス

繋いでもノートパソコンのサウンドチップが外に出た

だけで性能は変わりません。

 

なのでオーディオインターフェイスを繋いだら

音が出たという情報だけではdtmで使えるわけでは

ありません。

 

まあスピーカーの音やヘッドフォンの音は

いいオーディオインターフェイスを使えば

それなりに良くはなるでしょうが、

遅延の設定が出来ないのでラグラグです。

 

遅延設定をするにはalsaドライバがオーディオインターフェイス

対応している必要があります。

 

オーディオインターフェイスメーカーは

わざわざalsaに対応させる気なんてさらさら

無いのでalsaが対応しないと動きません。

 

alsaの開発は回転休業のような状態で、

事実上、なんかしらんが運よく動いたという

可能性にかけるという状態で、

これでは音楽やミックスをする環境とは

言えません。

 

なので理論上は出来ますが、

レトロ機材を有効活用するには

不向きです。

 

買ってみたけど動きませんでした

なんて事になって部屋にゴミがどんどん

たまって行くでしょう。

 

ようするに理論上は可能ですが

実質的に現実的ではありません。

 

さらにdtm用のソフトもありません。

Linuxなら無料でそこそこいいものが

ありそうですが、そもそもオーディオインターフェイス

が対応してないのでソフトもありません。

 

あったとしても有料です。

おまけに使いにくいし

性能もよくないです。

 

つまり残念ながらLinuxdtm

するのは何のメリットもありません

というか、そもそも出来ません。

出来ないのにソフトがあるはず

ありません。

 

つまり何にもありません。

 

midiシーケンサーとして

使えるとは思いますが、

そもそものソフトが良くないので

微妙だと思います。その微妙な

ソフトが有料ですからメリットが

無いです。

 

Windowsの8とか7を中古で買って

アップデートしないほうが、まだ

恵まれた環境が手に入るでしょう。

 

midiシーケンサーならそれで十分です。

わざわざLinuxに手を出すのは

現状、クソゲーが楽しい人だけでしょう。

 

ちなみに設定の方法は

alsaというドライバをインストールし

次にJACKサウンドサーバーというのを

インストールします。

 

このjackがalsaとソフトの繋ぐという

仕組みです。なのでalsaだけでは

動きません。

 

まずJACKサウンドサーバーを起動させて

ソフトを起動させる必要があります。

 

alsaがドライバでそのドライバと

ソフトを繋げるのがjackだそうです。

なのでjackをソフトより先に起動しないと

ソフトがalsaにアクセス出来ません。

もちろんオーディオインターフェイス

対応しないとダメです。おまけに

どのオーディオインターフェイス

対応可能なのかもわかりません。

 

いばらの道過ぎます。

おすすめしないので意味の無い知識です。