MIDIキーボード

KORGのmicroKYE 25を買ってみました。

多分値段的にはこのジャンルでは最安だと思います。ただコントローラーとかは全く無しでキーボードの機能のみです。

 

コントローラーというのは正確にはMIDIコントローラーでMIDIは楽譜データだけではなく様々なコントロールデータも送れます。

 

そのコントロールデータを使うとミキサーのフェーダーやパンやシンセやエフェクターのパラメーターなどを操作出来るようになります。

 

たただこれもDAWプラグインで設定しないといけないので説明書をよく読む必要があります。

 

コントロール系は何も無いのでスッキリしたデザインでコンパクトなので使いやすいと思います。

 

アルペジエータ機能付きですけど、これは鍵盤が弾ける弾けないを問わずほとんど使い道は無いと思います。

 

このタイプのキーボードの鍵盤数はどのメーカーも2オクターブで同じなので、ちょっと少ないと思ってもまあ同じなので選択の余地なしです。

 

3オクターブのタイプもありますけど、大きいと思います。2オクターブでちょうどコンパクトサイズの文字入力用のキーボードと同じサイズです。

 

そこに1オクターブ足すとかなりの長さになります。大きさ的にはちょうど良かったです。

 

鍵盤はミニ鍵盤なので小さいです。当たり前ですけど。だいたい標準の1.5オクターブの長さに2オクターブ入ってる感じです。

 

一つの鍵盤の幅は指の幅より若干広いくらいです。意外と横は弾かずに上手く指が収まります。三和音はちょっと手がつります。でも回転系の三和音なら行ける感じです。

 

十分弾ける鍵盤だと思います。二時間くらい弾いてると慣れました。ミニですけどギリギリで注意しながら単音しか弾けないような感じではなく、慣れれば結構使えると思います。

 

タッチもペコペコし過ぎてなくていい感じです。ナチュラルタッチらしいですけど、確かにナチュラルです。押した時の重みとか鍵盤の上がりの力とかはとても気持ちいいです。ペコペコというよりプニプニした感じです。

 

MIDIキーボードにありがちな指を乗せるとガクンと鍵盤が落ちるような感じは無くてずっと弾いてる感が保たれます。

 

ドライバのインストールは不要でUSBで差せばすぐにパソコンが認識します。でも自動認識のドライバでは制限があるらしく、音源を単体で使ったりとかでは問題無さそうですが、DAWで使うと上手く動かなかったのでKORG製品用のMIDIドライバをサイトから落としてインストールする事になりました。

 

まあ確かに差したらすぐ使えるのは大嘘ではないにしても半分嘘のような気がします。

 

キーボードを買うとバンドルソフトが複数付いて来ます。ただこれ、専用サイトに行って一つ一つ登録しないといけないというなんとも優しくないシステムでめちゃくちゃ苦労しました。

 

M1Leはほんとの体験版って感じで使い方も複雑そうなのでまあ面倒ならいらないかなって感じです。

 

AACとかいう会社のソフトはリアルモデリング音源らしいですけど、ファミコンみたいな音でした。ある意味欲しい人は欲しいかもしれません。

 

UVIの音源はなかなか良かったです。ただこれをインストールするのだけで五時間くらいかかったと思います。ほんとに切れそうでした。

 

容量が10Gあります。それをダウンロードする必要があって、このダウンローダーを使えとかファイルを解凍するにはこのソフトをインストールしろとか散々振り回されてあれやこれやダウンロードさせられたりインストールさせられたり登録させられたりもううんざりです。

 

でも音はなかなか良かったです。やはりそれなりのものを頂くにはそれなりの労力を払えという事でしょうか。初心者の人には100%オススメしません。

 

絶対に数時間費やして結局インストール出来なかったとかになってそのまま嫌になると思います。

 

なかなか高性能なサンプリング音源ですけど、このスペックとASIO4ALLで問題無く動いてました。意外と動くものですね。

 

あとエイブルトンのLiveというソフトの50$割引クーポンが付いてました。かなり有名なソフトで僕も持ってます。アップグレードしたいなと思っていたので思わずそのまま買いそうになりましたが、踏みとどまりました。

 

あとreasonのリミテッド版が付いてました。これも有名なソフトです。ずっと気になってはいたんですけど、試す機会も無かったのでちょっと使ってみようかなと思ってます。

 

そんな感じですね。バンドルソフトには期待しない方がいいというか、インストールしようとしない方が身のためかもしれません。

 

DTM用語集

MIDI

MIDIはコンピューターの為の楽譜です。

音は出ません。

コンピューターがコンピューター用の楽器を演奏する為の楽譜データです。

 

DAW

パソコンで音楽やオーディオファイルの編集などを行う為の統合環境ソフトの総称です。

 

MIDIファイル

コンピューターようの楽譜データを保存したファイルです。正確にはSMFファイルだったような気がします。MIDIデータの保存形式には色々あって一般的にはSMFだったような。スタンダードMIDIファイルの略だそうです。真面目に調べました。普通はDAWで管理するのでMIDIファイルだけを使うという事はあまりしません。

 

ピアノロール

MIDIデータを作成するときはかなり細かな内容を作成する事になるので、大ざっぱな五線譜はほとんど使われません。その変わりにピアノロールを使ってMIDIデータを作成、編集します。

 

オーディオファイル

音声ファイルです。MIDIデータで演奏した音をレコーディングしても作れますし、パソコンのマイク端子から音声を入力してレコーディングしても作れます。

 

ACIDファイル

音声データに音程と拍子を記憶させたデータ形式のファイルです。

専用のソフトを使うと音程や拍子を変えたり出来るようになります。

 

REXファイル

オーディオデータファイルをDAWなどで分割するとプチプチノイズが発生しやすくなります。オーディオデータファイルを分割してもプチプチノイズが出にくくなるように作られたオーディオ形式です。

 

オーディオファイル、ACIDファイル、REXファイルは様々なソフトでやり取りする事が多いファイルです。

パソコンでのフォルダやファイル管理などに慣れていないとなかなか上手く使いこなせません。この辺が最初のネックになるんじゃないかと思います。

 

オーディオインターフェース

パソコンの音声入力、出力機能を強化する為の機器です。

パソコンには小さいプラグのマイクとイヤホン端子しか無いのが普通だと思いますが、オーディオインターフェースをパソコンに繋げる事で、様々なタイプのマイクやエレキギターエレキベースシンセサイザーなどのケーブル、シールドって言ってますけど、をそのまま差せるようになったり、入力音量、出力音量を調節出来たりします。

 

MIDIインターフェース

MIDIケーブルを使ってパソコンにMIDIデータを入力するのに使います。普通はオーディオインターフェースに付いているので特別な理由が無い限り単体では必要ありません。

 

それに今ではMIDIケーブル自体がほとんど使われません。ほとんどはUSBケーブルで接続します。

 

ASIOドライバ

これはパソコンの心臓部に詳しくないと何者なのかよくわからないですが、パソコンのそのままのオーディオドライバを使うと音楽制作やオーディオ編集、作成には不向きな環境になってしまいます。

 

このASIOドライバを使う事でパソコンが音楽制作やオーディオ編集、作成に向いた環境になります。簡単に言うとオーディオ関係の処理を優先して実行してくれるので、音ズレなどが起こりにくくなります。

 

ASIOドライバの導入はASIOドライバ対応のオーディオインターフェースを利用する事で導入出来ます。

 

オーディオインターフェースの導入が困難な場合はASIO4ALLというドライバもあります。これはASIO対応の機器を持っていなくてもASIOドライバを導入した環境に近い環境を作り出せるドライバです。

 

MIDIキーボード

MIDIデータをパソコンに送信するためのキーボードです。MIDIギターというのもありましたが売れずに廃れました。今売っているMIDIキーボードは100%、USB接続です。

 

MIDIキーボードはパソコンにMIDIデータを入力する為のキーボードなので音は出ません。コンピューター用の譜面データを入力する為の物です。

 

ただ今の売っているシンセサイザーにはMIDIキーボードとして使える機能が普通は付いているので、その場合は音が出ます。

 

無くてもピアノロールをマウスでポチポチしていけばMIDIデータは作成できますが、MIDIキーボードがあればリアルタイムの演奏でMIDIデータを作成出来るようになります。

 

ミキサー

複数のオーディオ入力を一つにまとめる為の機器です。単体で動く物とオーディオインンターフェースとしてパソコンと接続しないと使えないもの、オーディオインターフェースが付属しているのでパソコンと接続して使えなおかつ単体でも使えるものなど色々あります。

 

複数の音声入力をまとめて出力するだけではなく複数の入力から選んで出力する場合にも使えます。

 

スピーカーが一つしかなくてプレイヤーが複数ある時にいちいち配線し直さなくてもいいという使い方も出来ます。

 

VSTi

音源です。MIDI入力を受信して音に変えます。プラグインと呼ばれています。VSTiプラグイン単体でMIDIデータを受信して演奏出来るものとDAWで読み込んでDAWMIDI入力と接続設定しなければ使えないものとあります。単体で使っても演奏出来るだけで録音出来ないので、普通はDAWから読み込みます。

 

VST

エフェクターです。これもプラグインと呼ばれます。DAWには基本的なエフェクターは入っていますが足りない場合に買い足したりします。特定のDAWだけでしか動かなかったら買いにくいので様々なDAWで動くようにするために作られた共通規格です。VSTiも同じ音源の為の共有規格です。

 

ReWire

DAWのミキサー機能の入力と出力の共通規格です。複数のDAWを持っていてそれぞれのいいとこ取りをしたい時などに他のDAWとミキサー部分を繋ぐことが出来るのでMIDI信号やオーディオ出力、入力をやり取り出来るようになります。