Deep House風ベースを作ってみる コンプレッサーを使ってみる
そんなわけで色々揃ったのでベース音を作ってみます。
便利なのでPhat Bassを使います。
Deep Houseはロー寄りなのでベースはかなりローを強くします。と言うかハイを切り落とします。
そんなわけでまずグラフィクスEQをかけます。右がハイ寄り、左がロー寄りというざっくりした感じでいいと思います。
イコライザーでピーク音を作る、つまり一番出っ張る所を作る事で音のキャラクターが出やすくなります。取りあえずローに寄せる為にローを上げてミドルを下げます。ローはAcidのソフトだと113ヘルツ辺りをピークにするとぽいと思います。
ミドルはどっちつかずな音なのでローに寄せたい、ハイに寄せたい時はミドルを下げてしまいます。変にならないくらいですけど。そして寄せたい方を上げます。
次に逆、つまりハイを下げます。ただ出したい音もあるのと思うので全部下げればいいというものでも無いです。これも音源によるので試して見るしかないですね。
Deep Houseのベースはかなりロー寄りなのでハイも切っちゃうくらい下げちゃっていいと思いますけど、音源によってはハイを下げ過ぎるとブルブルブルとかブオーンみたいなうねりがでてくるので、こういううねりが出ると修正するのはかなり面倒なので、うねり始めたらその音源の限界だと思った方がいいです。
そんなわけで取りあえずうねらない程度にハイも下げておきます。後で味気ないと思ったらハイを足したりして試してみる方が楽だと思います。次に調節に便利なので3バンドEQをかけておきます。Acidだとイコライゼーションってやつですね。
次にコンプレッサーをかけます。取りあえずどの辺にかかってるのか確認する為にコンプレッションは強くしておきます。
次にスレッシェルドでかける音量を合わせます。大きい音量にかけて小さい音量にはかけません。つまりイコライザー(EQ)でローの音量を大きくして、ハイの音量を小さくしました。コンプレッサーは音を際立たせる効果があるので、せっかく音量を下げたハイにまでかかってしまうとイコライザーの意味があまり無くなってしまいます。
なので音量を大きくしたローによりかかるようにします。と言ってもいきなり出来るものでは無いと思うので練習してみてください。ハイが目立ってしまったなと思ったらスレッシェルドを上げる、またはあらかじめかけておいた3バンドEQでハイを下げるなど、やり方は色々あります。
使い方が色々あるのもコンプレッサーのややこしい所で、色々な方法があります。色試してみるしかないと思います。音源自体のハイが強い場合もあるので音源の音づくりから調節してみる必要がある場合もあると思います。
基本的にこれでいいですけど、Deep Houseではキック音のようなベース音が使われる事が多いのでリバーブでドラム感を出します。部屋のサイズはルームやスモールで小さくします。ルームサイズの下にあるのはたいてい反響音です。これも小さくします。
リバーブは基本的に最後に全体にかけると言うのが定番なので、かけたい量より少なくしておいて明らかにかかってる感じは避けるようにしておきます。
これで出来上がり。なかなか思ったような音を作るというのは難しいものです。音源の関係やイコライザーのちょっとした加減やコンプレッサーのかけ方でかなり変わります。まあ運だと思っていいのが出来たらラッキーという、そんな感じのものだと思った方が楽しめると思います。
面倒ならドラムマシンのキック音をサンプリングしてサンプラーで弾くと言うのもあります。ただこれではあまり練習にはならないですので作ってみました。